2024年6月、大阪市に住む30代の女性が道路交通法違反の疑いで書類送検されました。
大阪府警によると、女性は2024年3月に、無免許で電動スーツケースに乗っていたようです。
電動スーツケースを無免許で公道を走行したことによる摘発は全国で初めてとのこと。
読売テレビ
この記事では次の4つをまとめました。
- 電動スーツケースとはどのようなものか
- 電動スーツケースは免許があっても公道では走れない
- 電動スーツケースは空港でも乗れない
- 電動スーツケースはどのような目的で発売されたのか
1 電動スーツケースとはどのようなものか
電動スーツケースのイメージ(摘発された製品ではありません)
- スーツケースに乗って走行できる
- 時速10~13km程度(※ママチャリの平均速度12~15km程度)
- 値段は10万円前後
- 通販サイトなどで普通に売っている
- ハンドルを収納して普通のスーツケースのようにも使用できる
2 電動スーツケースは免許があっても公道では走れない
MBSニュース
電動スーツケースは免許があっても公道では走れません。
道路交通法上は「原動機付き自転車」に区分されます。
小型の原付スクーターと同じですね。
ナンバープレートを付けずに、免許がない状態で公道を走れば、摘発の対象となります。
ナンバープレートを付けて、原付免許を持っていても、
道路運送車両の保安基準に適合した制動装置、前照灯、後写鏡等の構造及び装置を備えていないので
公道を走ることはできません。
通販サイトなども注意事項として記載されています。
引用:楽天ショップ
3 電動スーツケースは空港でも乗れない
電動スーツケースは道路交通法の適用を受けない敷地内、空港やテーマパークでは、
その管理者の指示に従うことになりますが、羽田空港では利用を禁止しています。
「羽田空港ターミナル内における電動スーツケースによる走行はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。」
引用:羽田空港公式サイト
4 電動スーツケースはどのような目的で発売されたのか
- 長距離を移動する旅行でも重たい荷物が運搬可能
- 広い敷地の観光地や空港で許可があれば乗車可能
- 海外旅行先の国によっては公道で走行可能
- 足腰の弱い人、高齢者でも移動が楽
- 子連れの親子でも移動が楽
日本国内の公道走行はできませんが、
正しい使い方をすれば製品としては非常に便利なものです。
某通販サイトの製品(摘発された製品ではありません)
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