2024年8月8日(木)に、
気象庁が南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性が
ふだんと比べて高まっているとして、
「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。
出典:気象庁
最も早い予想だと6年後の2030年!
京都大学名誉教授で地球科学者の鎌田浩毅氏によると、
南海トラフ巨大地震の発生は「2030年~2040年」と予測されています。
最も早い予想だと6年後の2030年ということになります。
京都大学名誉教授の鎌田浩毅氏
また、政府の地震調査委員会によると、今後30年以内に発生する確率は70%~80%。
いずれにしても、私たちが生きている間に発生する可能性は高いようです。
南海トラフ地震は100年~150年に一度発生!
気象庁によると、南海トラフ地震は過去には100年~150年の周期で繰り返し発生してきました。
南海トラフに関連する地震としては、
1707年の宝永地震が、日本史上最大級の地震とされており、東海・東南海・南海の3つの震源域で
ほぼ同時に巨大地震が発生したと考えられているようです。
震度などは不明ですが、地震の49日後に富士山の大噴火も発生したという記録が残っています。

1854年の安政東海地震では、
マグニチュード8以上(最大震度6程度)の地震が32時間以内に続いて発生したとされています。

直近では1946年の昭和南海地震を最後に、南海トラフに関連した地震は約80年間起きていないため、
南海トラフに関連した地震のリスクが高まっているとされています。
なお、2011年に発生した東日本大震災は最大震度7でしたが、
南海トラフに関連した地震ではないため、カウントされていません。
南海トラフ地震の被害想定は東日本大震災の96倍!
南海トラフ地震の被害想定は、
最大で、2011年に発生した東日本大震災の96倍とも言われています。
出典:気象庁
関東地方から九州まで、本州の広範囲で、震度5~震度7と予測されているため、
人口や建築物などが密集している地域が対象となるため、被害も拡大すると予測されています。
最も早い予想だと6年後の2030年という情報もありますので、
自分にできる防災対策をしておきたいですね。



